株式会社シグリード

半導体LSI設計,IP開発,NAND解析,FPGAボード/FPGA評価基板販売,ディジタル回路設計,アナログ回路設計の株式会社シグリード(SIGLEAD Inc.)

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NEWS

鴻海精密工業による第三者割当増資実施のお知らせ

2016/11/7

株式会社シグリードは、台湾 鴻海精密工業の完全子会社であるBig Innovation Holdings Limitedを割当先とする第三者割当増資を実施いたしました。
これに伴い、シグリードと鴻海精密工業は戦略的パートナーシップを結びました。シグリードの主力製品であるSSDコントローラIC「SL2007D」の鴻海精密工業製Enterprise SSD Moduleへの採用による販売の拡大及び、次世代SSDコントローラの開発を共同で促進してまいります。

シグリードが開発した「SL2007D」は、SSDの寿命を9倍(注釈1)にする強力な誤り訂正符号技術「SIGLEAD ECC」を搭載しています。「SIGLEAD ECC」は、NANDフラッシュメモリで発生するデータ誤りの特徴を測定・解析し、シグリードが得意とする信号処理技術を使って新たに開発したSSDコントローラIC向け誤り訂正符号技術です。
本技術につきましては、ソニー株式会社が8月25日に発表した高信頼性2.5インチ型SSD「FX-AxxxGSZ10C」シリーズに対し、SSDコントローラを含む技術協力をしております。

SSDの記録媒体であるNANDフラッシュメモリの技術革新は著しい一方、データ誤りの発生頻度も急激に増えており寿命が短くなる傾向にあります。この問題を解決するのが、強力な誤り訂正能力を持つ「SIGLEAD ECC」です。最先端のNANDフラッシュメモリが使用できることにより、SSDの低価格化が実現できます。 また、寿命の長いNANDフラッシュメモリと「SIGLEAD ECC」を組み合わせることにより、これまでにないほど長寿命のSSDを実現することが可能となります。今までSSDが使用されていなかった分野への展開も期待できます。

SL2007D

SL2007D

SL2007Dを搭載したSSDモジュール(試作品)

SL2007Dを搭載したSSDモジュール(試作品)

(注釈1)効果はSSDで使用されるNANDフラッシュメモリの性能に依存します。9倍の寿命とは、ある条件でのデータ保持時間を測定した結果です。この時の測定では、書換回数は2倍になりました。

≪補足≫
□SSDについて
SSDは近年、急激に普及しているデータ記録装置です。従来のデータ記録装置はHDDなどの磁気ディスクやBlu-Rayなどの光ディスクが主流でした。半導体メモリ(現在はNANDフラッシュメモリが主流)を記録媒体としたSSDは、磁気ディスクや光ディスクに比べ、データの読み書き速度が圧倒的に速いという特徴を持っています。近年の動画や写真の大容量化、アプリケーションソフトの大容量化、電子機器の直感的な操作を実現するための高速度化と言った市場のニーズに一致し、SSDの需要が急激に伸びています。

□SSDコントローラICについて
SSDコントローラICは、SSDの性能に大きな影響を与えるSSDの核となる電子部品です。一般的に1台のSSDに1個のコントローラICが実装されており、データの読み書きを実行するだけでなく、電力制御、暗号化、誤り訂正など多くの機能を有しています。

□誤り訂正符号(ECC : Error Correction Code)について
有線・無線に関わらずデータを高速伝送したり、データを高記録密度で記録媒体に保存・再生すると、エラー(データ誤り)が必ず発生します。この誤りを信号処理演算により訂正する技術が、誤り訂正符号です。

代表取締役社長兼CEO 江角 淳