Read ID
NAND Flash Memory(以下NAND) には、固有のIDが記録されています。
IDから、メーカー名、構造、仕様等を知ることができます。
SigNAS3には、GUIのCommandにIDを読み出す機能 "Read ID"が装備されています。
実行すると、NAND の8byteのID情報を読取り、表示されます。
NANDのデータシートに基づき、これをScriptで行うことも可能です。
【例】
例えば、下記のデータシートの記載に基づき、Scriptを作成する。
Read ID コマンド: 90h に続き、
- 00hアドレスを送ると、下記情報が含まれたID code (8 byte)が得られる。
- manufacturer ID, device configuration, part-specification
- 20hアドレスを送ると、先頭4byteにONFI ID codeを含む6byteのデータを得る。
- 4Fh, 4Eh, 46h, 49h = 'O', 'N', 'F', 'I'
- 40hアドレスを送ると、先頭5byteにJEDEC ID codeを含む6byteのデータを得る。
- 4Ah, 45h, 44h, 45h, 43h = 'J', 'E', 'D', 'E', 'C'
Script
- 'Get Status
- STATUS 0
- 'Get ID Ready wait, Async mode
- CMND00 0 90 0 1
- PRTSTR 01 READ ID (00h)
- SNDAD1 0 00 1
- GETDAT 0 0006 1 1
- CMND00 0 90 0 1
- PRTSTR 01 READ ID (20h)
- SNDAD1 0 20 1
- GETDAT 0 0006 1 1
- CMND00 0 90 0 1
- PRTSTR 01 READ ID (40h)
- SNDAD1 0 40 1
- GETDAT 0 0006 1 1
NAND status の取得
NANDへのコマンド、アドレス送信及びデータ受信
実行結果
Result Fileには、下図の通り、読み取られた正常なIDが保存されていました。
この様にNANDへ直接アクセスすることで、ユーザーが独自の調査や、新機能の評価等を行うことも可能です。